お昼寝ソフィストの部屋

将来は富山に住みたいものです。

翻訳:'Sonnet 85' by William Shakespeare

ソネット85番

 

ウィリアム・シェイクスピア

 

 

私の詩神は舌を縛られたので、如才なく沈黙を守っていますが

その間にあなたへの称賛が、豪華な言葉で

お前の美しい顔立ちを記録に留めてゆきます。

黄金の羽ペンと全ての詩神の磨き上げた言葉で。

人が麗しい言葉を記せば、私は麗しい想いを抱き、

そして無学な教会書記さながら、俊秀の手による

美しい筆致で書き上げられた讃美歌すべてに、

いつも「アーメン」と唱えるだけです。

あなたが称えられるのを聞けば「そう、その通りだ」と言い、

最高の賛辞の上に、さらに何かを添えるのです。

ですがそれは私の想いの中にあるのです。だから言葉が後れをとっても、

私のあなたへの愛はほかの何者にも先んじているのです。

 だから他の詩人たちは、その儚い言葉を評価してやりなさい。

 私のことは、無言の想いで評価してください。本当は語っているのですから。

 

原文

Shakespeare's Sonnets

 

この詩についての研究(英語)

busy-old-fool.hatenablog.com